100s / Oz 試聴

rum2005-02-06

中村一義は1stと2ndまでは好きだったし、実際よく聴いていました。でも、3rd以降は全然聴いていなかったのです。原因は音。3rdから突然デジタルな、ぴかぴかの音になってしまって、長時間聴くのに耐えられなかったので敬遠してしまっていました*1。あと、歌の内容が1stと2ndに比べると、目の前のものを背負おうとしすぎているところが痛々しくて、という理由もあります。
で、これは中村一義がソロでの作品発表をやめて、バンド名義に変更した第1弾。上で触れたような問題点が完全に修正された、とは言い難いけど、随分と風通し良くなってます。これなら聴けます。いまのところ、「Honeycom.ware」ばっかり聴いてますが。歌詞カード見るまでは何言ってるのかさっぱりわからないのが、相変わらずで楽しい。

(追記)中村一義の音楽を聴くたびに思うことなんですが、そろそろCDの次のフォーマットってのは普及しないもんですかね。あんなにすごい声を持った人なのに、CDの16ビット44.1khzに閉じ込めておくのは勿体ない。彼の音楽に興味があって、ライブを見たことが無い人は全員見た方がいいですよ。本当に、ちょっと歌い出しただけで会場の空気が変わります。

*1:これ、日本のポップスの一番の問題なんではないかと個人的に思ってます。こういう音質のために、宇多田も椎名林檎も聴けない、疲れちゃって。曲は嫌いじゃないんですけどね。