A Hundred Birds / Fly From The Tree 試聴

rum2005-02-08

大阪をベースに活動する、ハウス/ダンスミュージックの生演奏バンド、A Hundred Birdsの待望の1stアルバム。フランソワ・ケヴォーキアンのWAVE MUSICからリリースされた、鮮烈な何枚かの12インチにノックアウトされて、このアルバムを待ってた人も多いんじゃないでしょうか。12インチ以外では、Galleryのコンピなんかにも「Batonga」が収録されていたので、それで聴いたことがある人もいるかもしれません。残念ながら、「Jaguar」は未収録ですけど、それでも期待を裏切らない出来。8曲目のSolu Musicの「FADE」のカバーなんか、甘すぎてどうにかなりそう。原曲にあった、暴力的なまでの甘さは影を潜め、メロウと呼んだ方がしっくりくるような甘さを感じさせます。それ以外の曲もパーカッションとストリングスのさじ加減が絶妙で、陶酔にも覚醒にも自分の好きなように受け取ることが可能。この曲達をiPodに詰め込むと、いつでもどこでも脳内ダンスフロアが展開できます。全てのハウス/ダンスミュージック愛好家の人に。僕は僕のためのアルバムだと思ってますけどね。