FC東京 vs ジュビロ磐田

2週間ぶりのホームゲーム。リーグ戦に限れば、開幕戦以来のホームゲーム。スタジアムに入ってキックオフを待つ間、なんだかスタンドの雰囲気がいいような気がしていました。観客が多かったせいか、首位に立っているせいかはわかりませんが、なんだか心地よい緊張感に包まれているような。いつもは座ってしまうゴール裏の端の方の人たち(僕含む)も立っているし、『You'll never walk alone』もいつもより声が出ていた。毎試合こういう雰囲気だといいのに。


試合はジュビロの攻撃に怖さがなく、決定的な場面はほとんどなし。しっかりとディフェンスラインが罠を張って待てていたのも良かった。しかし東京も攻め切れず、後半の30分過ぎ頃には、今日もいい人東京*1の発揮かと、暗澹たる気分になりもしていたけど、その分得点が入ったときのうれしさったら!隣の席の知らない人と手を叩き合って喜ぶなんていつ以来だろう。
今日のMVPはなんと言っても今野にあげたい。猟犬のようにボールホルダーを追い回し、スペースも埋め、相手の攻撃の芽をよく摘んでいた。おまけに決勝点のアシストまで。獅子奮迅の活躍ってのはああいうのを言うんだろうか。
それと、今日良い仕事をした人は、試合終了後に流れるダイジェスト映像の編集をした人。ゴールシーンの後にしっかりヒロミジャンプ*2を映してくれちゃって。最高に笑わせてもらいました。


しかしジュビロは深刻ですね。数年前までのあの鮮やかさが全くと言っていいほど残ってない。監督が監督なだけに、立て直すのも難しそう。そんな磐田が相手でも、勝ちは勝ち。いままで負けた記憶ばかりだった磐田に!試合終了の笛が鳴って、土肥に飛びついて喜んでいる茂庭が印象的でした。これで4節終わってまだ首位。冗談みたいだ。
名古屋戦を挟んで来週には、1年のうちで一番楽しみな浦和相手のホームゲーム。またスタジアムの半分ぐらいは赤い人たちに占拠されるんだろう。あのぴりぴりとした空気が楽しみでしょうがない。

*1:弱きを助け、強きをくじく、FC東京がよく陥るなんだかよくわからないチーム状態。上位チームにはしっかりと勝ち、下位チーム相手にお付き合い。

*2:原博実がよくやる、ゴールを決めたときのガッツポーズ。ぴょんぴょんとカエルのように跳ぶ。ある意味東京名物。