FC東京 vs ジェフユナイテッド千葉

今シーズンはリーグ戦、カップ戦合わせて3連敗を喫していたジェフに勝利。たしか03年、04年のジェフ戦はすべて引き分けだったはずなので、対ジェフ戦の勝利は3年ぶり。ようやく、といった思いが強い。


今日の東京は見ていて楽しかった。前線からプレスをしっかりとかけることと、リスクを背負っても攻め上がることができていて、そのせいで何度も決定機を作り出せる。攻め上がった分ピンチを迎えることもあったものの、危ない場面も土肥がゴールを割らせない。これだけの戦いができるチームが、どうしてシーズン中盤に降格の足音に脅えていたのか。


そして今日の試合で素晴らしかったのはなんといってもボランチのふたり。ピッチを縦横無尽に走り回り、相手の攻撃を潰し、攻撃の起点になり、挙句今野のアシストで梶山がゴールを決めるとは。今野があのぐらいできるのは充分に知ってはいたものの、良い内容を目の当たりにするとやはり頼もしい。後半にはまるでビエリのような突破も見せていた。梶山も2度ほど危険なボールの取られ方をした以外は及第点以上の出来。長短のパスを使い分け、シュートの意識も高い。先制点を決めたときの走り込み以外にも、良い場面でのフリーランニングを欠かしていなかった。おそらく素質では若手が多い東京の選手のなかでも群を抜いているだけに、いよいよ本格的な成長を見せ始めたかと思うと嬉しい。今シーズンはもう残り3試合しかないけど、このまま好調を維持してくれれば。


気付けばこれで9戦負け無し。ようやくJ1残留も完全に確定した。せっかくここまで来たならば、いっそのこと残り試合も無敗で駆け抜けよう。そう思って急遽新潟戦も観戦に行くことに決めた。水曜は長時間バスに揺られて新潟へ向かいます。