天皇杯準決勝:大宮アルディージャ vs 浦和レッズ

今年のサッカー観戦の締めにと、天皇杯準決勝を見物。本当であればもっと早く国立へ出かけて、FC東京U-15深川が進出した高円宮杯決勝も見たかったのだけど叶わず。埼玉ダービーのみの観戦となった。
試合はほとんどの時間帯で圧倒的な浦和ペース。大宮はトニーニョや藤本がいないことが響いたのかまったく中盤を作れず、苦しい試合展開だった。それでも2度のリードを追いつくのは見事。5月のリーグ戦でロスタイム(しかもおそらくラストワンプレイ)に追いつかれたことを思い出して薄ら寒くなった。一方の浦和はところどころにミスが散見されたのと、後半逃げ切ろうとしてラインを引き過ぎて失点を招いたこと以外は、非常に良い出来だった。長谷部の独走ゴールなんて、ため息がでるほど素晴らしいものだったし。
それでもどうしても腑に落ちないことはと言えば、あれだけの働きぶりを見せるマリッチの契約を延長しないことぐらいか。プレッシングに労を惜しまず、体を張り、得点まであげるなんてフォワードの鑑じゃないか。あのプレイぶりには浦和のことは好きではなくてもどこか心を動かされるものがある。どこか他のJチームが獲らないかな。もう少し見てみたい。