UEFA CL 決勝トーナメント1回戦 : バルセロナ vs チェルシー 2nd Leg

東京の試合以外ではテレビ観戦した試合について書くことはなるべく控えめにしていたんだけど、この試合についてはちょっとだけ。2週間前の1stレグは、サッカーを観る娯楽はこういう試合のためにある、と思うほどの面白い試合だった。それでも、どちらの試合が印象に残るかと言ったら間違いなく今日の2ndレグ。バルサの組織的な守備ブロックが素晴らしかったとか、チェルシーはいったいどうしちゃったんだろうとか、語るべきポイントはいくらでも挙げ連ねられる。それでも何よりも今日はロナウジーニョに尽きる。魔法がかったようなあのボール捌き。前半メッシーの決定機を作り出したヒールパスの瞬間なんかは、あまりのことに圧倒されて持っていたグラスを落としそうになるほどだった。それでいて身を投げ出してタックルに飛び込んできたディフェンダーをものともせずはね飛ばし、得点をあげたような強さも併せ持っているんだから恐ろしい。しかも、世界の頂点に立つプレイヤーでありながら、いまだにサッカーが楽しくて仕方ないんだろうなと思わせるあの笑顔。いつの日か東京にもあんな選手が舞い降りてくれることを祈る。