ACL GL第1節 : 東京ヴェルディ vs 蔚山現代ホランイ

土曜、水曜と立て続けにヴェルディのホームゲームを生観戦だなんて、僕はヴェルディファンか。そう思いながらもAFCという大会も生で観たことがなかったし、韓国チャンピオンがどのようなサッカーをするかにも興味があったしで、なんとか仕事を片付けて国立へ向かった。土曜よりも遥かに人のまばらなスタジアム。席ももちろん選び放題。ほどなくして試合が始まってしばらくすると、どうやら僕の予想していたものとは違うサッカーが繰り広げられているらしいことに気付いた。韓国のサッカーというのを代表戦でしか知らなかったので、それとはずいぶん印象の違う、パスを丁寧に繋いでビルドアップし、崩しを狙うスタイル。しかも、技術レベルも高いとは言えないし、戦術理解度がさして高いとも言えない(戦術理解についてはシーズン開幕時期ということもあって仕方ない部分もあるかもしれないけど)。おそらくJリーグの強豪、浦和やマリノスならば圧勝できるんじゃないかと思える。それに気付いてからは視点を変え、ヴェルディに「せっかくだから勝てよ」と肩入れしながら観戦することにした。前半は概ね互角。繋いで攻めるウルサンと、カウンター狙いのヴェルディ。どちらも決定力がなく得点には至らない。そう見えていただけに、後半のミスが痛かった。1点目は不用意なバックパスをさらわれて、2点目は集中が途切れたのか、ディフェンスの穴を突かれての失点。もう少し終盤までもつれる試合が観れるかと思ったんだけどな。これが昨年のリーグチャンピオンと降格チームの差かと言われたら頷くしかない。