東京ヴェルディ vs ヴィッセル神戸

ワールドカップ期間中とはいえ、生観戦に飢えているので味スタへ。驚いたことは、キャパシティ5万人のスタジアムの嘘のような閑散ぶり。キックオフと同時ぐらいに到着したのに、席は選び放題。あれほど人のいない味スタは初めて見た。
ヴェルディを観たのは3月以来だったけど、相変わらず迷走が続いている模様。前半は中央を抜けようとしてうまくいかず、後半はサイドを使おうとしてフィニッシュに持ち込めない。どうやって点を獲るか、というヴィジョンが欠けているように見えた。東京ダービー開催のために上がってきてほしい気もするのに、あの内容ではJ1に上がることは難しそう。
一方の神戸は意図が明確。なるべく高い位置でボールを奪い、手数をかけずに点を獲る。正直に言って観ていて楽しいサッカーではないものの、J1に上がることを最優先と捉えれば、あの現実的な戦いぶりは評価できる。残念だったことは、FC東京からレンタル中の近藤祐介ぐらいか。不動のスタメン状態を保っているということは成長の証かと期待していたのに、どうにも昨年までと変化が見られない。相変わらず積極性も足りなければ、ルーズボールに対しての諦めも早い。本来持っている能力を考えれば、あんなもので納まる選手じゃないんだけどな。これからの残り半年で、どれだけ成長・変化できるかが勝負かな。