ワールドカップ日記その6

連日テレビに映し出される試合を日課のように眺めていると、どの試合を観て、どの試合を観ていないのか、わからなくなってくる。ついさっきも、オランダ対アルゼンチンの試合を観たのか観ていないのか、ひとしきり悩んだ。記録している限り、いまのところ観戦試合数は42試合中26試合。


エクアドル vs ドイツ
遂にグループリーグも最終戦。1戦目、2戦目でのエクアドルの洗練された戦いぶりに、もしかすると開催国食いもあるかと思っていたら、ようやく照準の整ってきたドイツの完勝という結果に相成った。エクアドルが2位通過も止むなしと、メンバーを落としたことも一因か。ただ、今回大会ではどうやっても上位進出はできないかと思っていたドイツの、思わぬ奮闘ぶりには驚いた。これはもしかすると、もう一つ二つは勝ち抜けるかもしれない。


ポルトガル vs メキシコ
その組み合わせを知ってから楽しみにしていたこの試合。残念ながら期待に沿う内容ではなかった。3戦目にどちらかのチームが勝ち抜けを決めている状態では、過度な期待は報われない。それぞれのチームの決勝トーナメントへ期待は持ち越し。


チェコ vs イタリア
チェコはやはりコラーの不在が響いた。挙句先制点を許し、退場者を出してしまってはイタリアに拮抗することは難しい。その戦い方がまったく好きではなく、いつもならさっさと負けて欲しいと思っているイタリアも、冷静に試合運びを眺めてみると見事なもの。相手の攻撃を高い位置で、絶対にイエローを貰わないファールで潰し、その間に陣形を整える。あの老獪ぶりは見習うべき点が多い。そうそう、イタリアサッカーが好きではないけど、ピッポは好きだ。ピッポがゴールを決めたことだけは嬉しい。