CCCD採用弾力化についてもう一言

昨日の日記で、「どこがCCCDを諦めるか、と言ったらまずはエイベックスかなあと思ってた」という趣旨のことを書いてたことについて、知人から、なんでそう思ってたの?とツッコミが入ったので簡単に説明。これまで、強力にCCCD化を推進してた会社といえば、ソニー、エイベックス、東芝の3社。この中で、東芝はEMI本社からできれば全ての音源をCCCD化せよ、という指令が下りていたので、まず無視はできない。ソニーは当初、CDを作った会社のくせにそんな規格外のものを採用するなんてとんでもない、という話もあったけど、考えてみたらソニーという会社の体質的に当たり前のことなんですよね。あの会社は、他の何でも独自規格が好きじゃないですか。独自に開発したものを一般に広めて、その使用料で収益を上げるといった流れで。CDの特許(商標だっけ?)はすでに02年あたりに切れているはずなので、そこに執着する必要はないと。もう使用料は入ってこないから。なのでCCCD化して、付随させる圧縮音源の新しい規格を作って稼ごうと考えているのかな、なんて思っていました。それがATRAC3だったんでしょうね。ということから、エイベックスが一番CCCDを採用することに会社的な縛りがないんですよ。ただ採用しているだけだから。なので、どこが始めにCCCDを離脱するかといったらエイベックスだろう、と思った次第です。