古川日出男 / gift

gift
いつからこの日記は読書の記録用スペースになったのか。そう思いながら今日も読む。しかも現代日本の作家のものばかり。理由は、自分に慣れていない(でも昔のものではない)日本語を知りたいからです。
この本はそれぞれの話が5ページからせいぜい10ページ程度のショートショートが織り連なったもの。帯に、「神さまに触れるたくさんの方法」と書いてあるように、描かれる話は、恩寵や啓示めいた、暖かい話ばかり。枕元に置いて、夜寝る前にちょっとずつ読み進めてます。これもある意味セイフティ・ブランケットのような。音楽で例えたら、sadeの『Lover's Rock』のような一冊。