真夜中の弥次さん喜多さん

ようやく観た。楽しい2時間でしたよ。監督・脚本が宮藤官九郎なだけに、原作のおどろおどろしさは控えめになっていて、エンターテインメント性が全面に出ている印象。「リヤル」がああいう扱いだったことにはやや納得いかないものの、他の細部が面白かったのでオッケー、ということにしよう。なかでも、中村七之助の演技が際立っていた。名演、と言うよりは怪演。編集で、2時間七之助の登場シーンだけにしたとしても飽きないね、きっと。
しかし、これもかなり観たい映画だったはずなのに、観に行ったのが公開から1ヶ月後だなんて、どうにも映画ってのは観に行くのが億劫になってしまっていけないな。人と誘い合わせるとしっかりと行くような気がするので、観たい映画がある人はこっそり誘ってください。