ナビスコカップ決勝 : ジェフユナイテッド千葉 vs ガンバ大阪

まずは晴れて良かった。ただ、このぐらいの温度だとピッチの選手には暑すぎるかな、とも思いながら国立競技場へ。ついでに去年の幸せな思い出についても考えながら。到着して驚いたことは、とにかく人が多いこと。ジェフとガンバの決勝ならそれほどは混んでいないだろうと予想していたのに、ほとんど満員状態。席を見つけるのに難儀した。見つけた席は聖火台近く、ほぼバックスタンドの最上段。日射しが厳しいものの、時折吹く風が心地よい。遥か眼下で行われる試合をビールを飲みながら悠然と眺めるのは、えも言われぬいい気分。
しかし国立は満員で60000人近く入るはずだけど、あれで45000人そこそこしかカウントされていないと言うのが信じられない。あと10000人以上もどこに入るスペースがあるんだろう。


試合は戦前の予想通りジェフがうまく立ち回っていた。ガンバのほうがシュートを多く撃っていた印象があるけど、しっかりとブロックしていたり、追いつけない時はコースを完全に切っていたりと、点を入れられそうな気配がしていなかった。攻撃では狙いどころの良いパスやクロスは出るものの合わせきれず、攻めきれない場面が続いていた。先週の東京との対戦でも思ったことだけど、やはりシジクレイが最終ラインを統率するとガンバの守備は固くなる。後半、宮本が最終ラインに入ってからは付け入る隙が生まれたようにも見えたけど、結局点は奪えず、フルタイムで両チームともスコアレス。巻のゴールがオフサイドだったのは残念だった。後半の途中から、良い試合なので延長にして、あと30分追加で見せてくれないかな、と願っていたことが叶ったのか。


その後の結果はご存知の通り。ジェフがPK戦の末に初タイトルを獲得。観戦の機会があるたびに思うことだけど、決勝戦の雰囲気や、その後の表彰式というのはたまらないものがある。それが自分のチームであれば言うことなしなのは差し置いて、今日のように自分は全く関係のないチームの試合を観ていたとしても。表彰を受けた後、選手たちの頭上に紙テープ(なのかな?)が勢いよく吹き出される様には、どうにも涙を誘われてしまう。
ジェフのファン、選手、関係者のみなさん、おめでとう。そして20日の東京戦はお手柔らかに。