ヴァンフォーレ甲府 vs 柏レイソル

2試合にわたって行われる入替戦の第1戦。いつもの店でテレビ観戦。時間の関係で試合途中からしか観れなかったものの、まさかあんなに楽しめるとは。両チーム合わせて3点のスコアが刻まれるうち1点分しか観れなかったのに、満足度は1試合分以上。すでにバレーが決めたゴールの記憶が霞んでいる。それもおそらくゴールまで5mほどの至近距離からの間接フリーキックの絵面と、あまりにも絶妙のタイミングで起こったスタジアムの停電のせい。停電にいたっては、柏の選手がペナルティエリア内で倒されたように見えた瞬間、場内が真っ暗になるんだもの。なんて見事なアシストなんだ、と笑うことひとしきり。


しかし今日の試合ではなによりも、甲府の戦いぶりが見事なものだった。とにかく走る走る。守備組織が怪しいところはあるものの、守備時は必死でチェイスを繰り広げ、ボールを奪ったらすぐさま数人が全力でのフリーランニングを開始。倒れるときには前のめりに、あるいは、走るか死ぬかというような男気を感じた。方向性は違うものの、ベティスのサッカーを思い起こさせる戦いぶり。すべてのプレイが攻撃のために繋がっている。このままJ1に上がることができたなら、ぜひともそのままのサッカーをして、そしてJ1に定着していただきたい。やっぱりこういうチームが1つは必要だよ。