パラダイス・ガレージとラリー・レヴァン

http://www.artvibes.com/jp/blueherb/jp/eiyushikan/pages/04.html
↑はブルーハーブのホームページで読める、BOSSが書いたDJについての文章にリンクを貼ったもの。 「Annui Dub(Thank you very much my friend)」で語られている内容と似てます。僕のDJ観もこれに似ていて、初めて読んだとき、聴いたときは、「そうだよ!なんでそこまでわかってんだよ!」と思ったものです。ここでBOSSが言っている、「ブースのあなた」というのは誰のことかわかりませんが、僕にとってはティミー・レジスフォードでした。ティミーのDJを初めて体験した日、そんなことはそれまでなかったのですが、0時や1時にクラブに入ってから、朝の11時頃までひたすら踊っていたように記憶しています。正確には足を止めていた時間も、休憩して飲み物を飲んでいた時間もありましたが、音が聴こえない場所に移動することはありませんでした。絶え間なくソウルフルな曲達がプレイされ、体はくたくたなのに、踊るのを止めるのが嫌でした。そうするうちにどうでしょう。いつの間にか頭の中がクリーンになり、ただただ曲だけが流れ込んでくる状態になっていました。それまで沢山持っていたネガティブな感情もなくなり、暖かい気分で踊り続けました。なにやら宗教体験めいていますが、本当のことなのでしょうがないです。きっとラリー・レヴァンやウォルター・ギボンズのような、僕が体験することの叶わなかった偉大なDJがやっていたのも、人をこういう気分にさせることだったのではないか、と今はそう思います。
どうしてこんな話を突然書き始めたのかと言うと、id:rekobaさんのところで、パラダイス・ガレージとラリー・レヴァンの映画「マエストロ」が紹介されていて、まだ見ていなかったので、見に行く前に自分のDJ観をまとめてみようと思ったからでした。この映画を見ることで、自分がまだかけらしか理解していない(かけらさえも怪しいか)、その空気に少しでも近づけるといいな、と思います。
※珍しくアツい文章を書いちゃいましたが、次からまたいつものゆるゆるの文章に戻ります。