Joss Stone / Mind, Body & Soul (2004, S Curve, 試聴)

rum2005-06-29

Terri Walkerのアルバムで、パワフルでオーソドックスなソウルの良さを再確認したので、日本盤がCCCDだったこともあって、なんとなく聴かないままでいたジョス・ストーンの(実質上)ファーストアルバムをいまさらながら聴いてみた。それほど期待していなかったのに、聴いて驚いた。こんなに力強い歌を歌ってたっけ、この人。まだ二十歳にも満たない白人のイギリス人が、演歌じみていると言ってもいいような、ねっとりとしたソウルを熱唱するさまには惚れ惚れとする。ところどころでまだ線の細さが見え隠れもしてるけど、しっかりとアレンジや録音でカバーされてるので気にならない。歌を気持ち良く聴かせることにフォーカスした音とでも言うべきか。ベティ・ライトやクエストラブ、というゲスト陣の名前からもわかるように、ネオ・フィリー的な音でもある。諸手を挙げて絶賛とまではいかないけど、ときにはこういうものも良い。