Super Furry Animals / Love Kraft (2005, XL, 試聴)

rum2005-08-29

僕が勝手にウェールズの至宝と思っている大好きなロックバンド、スーパー・ファーリー・アニマルズの通算7枚目。暑い国で録音しよう、とスペインでレコーディングしたことが影響しているのか、どこかレイドバックした雰囲気を漂わせる作品となった。前作「Phantom Power」と比べても随分トーンが軽い。気怠い午後に身を任せるにはもってこいのアルバム。"Atomik Lust"や"Frequency"のような、ゆったりとした歌ものが今は心地良い。


実はこのバンド、ライブもなかなかのもの。これまでに何十何百というバンドのライブを観て来たけど、同じツアーの公演を複数回観に行ったのはまだこのバンドだけ。確か98年。終演後あまりにも名残惜しくて、会場で売っていたその翌日か翌々日のチケットを買って帰ったはず。セットリストはほとんど同じでも、あれはえも言われぬ体験だった。00年のフジロック以来のライブは観ていないけど、話に聞く限りではここ数年のライブのほうがより良くなっているとか。次回の東京公演は10月にリキッドルーム。平日で間に合うかわからないけど、チケットを抑えておこうかな。