Greg Wilson / Credit to the edit vol.1 (2005, TIRK, 試聴)

rum2005-09-01

UKのクラブ界では名の通った人らしい、グレッグ・ウィルソンのリエディットものを集めたコンピレーション。グルーヴ・アルマダ、ノーマン・ジェイ、トレヴァー・ジャクソンと、カバーに貼付けてある推薦文の面々を見ただけでも、この人物がいかに大物かがよくわかる。恥ずかしながら僕はこれまでこの人のことを全く知らず、altonさんが紹介していたのを見て興味を持ったのだけど、内容があまりにも素晴らしいので、どうしてこれまでノーチェックだったんだろう、と後悔することしきり。有り体に言ってしまえば、80年代を感じさせるアンダーグラウンド・ディスコの曲ばかりが並んでいるものの、現在でもフロアを狂騒状態に持ち込めそうな雰囲気も漂っている。部屋でこのアルバムを流していると、ダニー・クリヴィットがこういう曲をよくかけるよな、だとか、こういう変態ディスコの曲はいつだったか高橋透のDJプレイで聴いたような、だとか、自分がいつかどこかで体験したフロアの空気が目の前に立ち昇ってくるように思える。