Franz Ferdinand / You Could Have It So Much Better (2005, Domino, 試聴)

前作から1年半あまりと、短いスパンで届けられた、グラスゴーの4人組、フランツ・フェルディナンドの2ndアルバム。これがとにかく最高だ。前作もなかなか良かったけど、この2ndを聴いてしまうとその思いも色褪せる。ただなんとなく聴いているだけで、手を叩いて踊り出したくなるほど。1950年頃にロックンロールと名付けられたばかり音楽を聴いていた人達もこんな気分だったんじゃないか、という想像すら浮かんでくる。
そういえば、DFAまわりだとか、あのタイプの音楽を指す言葉として、ディスコパンク、という言い方があるけど、その言葉を聞いたばかりの僕は、言葉と音楽が結びつかず、このフランツ・フェルディナンドのような音楽を想像していたことを思い出した。ニューウェーブの正統進化としてのロックンロール。もう一度繰り返すけど、最高。言うことがない。