RAW LIFE @新木場空き地

好天に釣られて今日は新木場へ。マリーナやら廃墟ビルやらの変わったロケーションでの開催が恒例となりつつあるRAW LIFEの今回の舞台は空き地。工場か倉庫の跡地かなんなのか、新木場の駅からの一本道の成れの果てにあるだだっ広い場所。僕は野外イベントに出かけるといつでも、ライブを観ているような観ていないような、DJのプレイを聴いているような聴いていないような、という状態でふらふらと過ごす、という癖があるんだけど、それは今日も同じだった。出演者もいつ誰が出ていたのかまったくわからない状態。かろうじてStruggle for prideだけは判別できたものの(それまでのDJと音楽性が違いすぎるから当然だけど・・・)、ほとんどの時間は音が聴こえる場所に居ながらも一緒に行った友人達との四方山話で費やし、時折気が向いたときに踊りに出てみたり、会場内を散策してみたり、現地で遭遇した知人と会話を交わしてみたりと、非常にゆったりとした一日を過ごしてきた。快晴と海風と、ビールとジャンルごった煮の良い音楽が揃えば、それだけでも行った甲斐があるというもの。
このRAW LIFEというパーティは、世の数多のイベントが回を重ねるごとにこなれて、初めて開催された頃の雰囲気を失っていくなかで、いつまでもゆるいムードであり続ける希有な存在だと思う。主催者から「なんか適当に、みんな好き勝手に楽しくやってよ」と言われているような、良い意味でのでたらめでいい加減な雰囲気が今回も満ちていた。今年の夏開催はいつだ。また行く。予定をこじ開けて。