Jaguar / Hello Somebody (2004, Smekkleysa, 試聴)

rum2006-05-31

アイスランド出身のバンド、Jaguarの3rdアルバム。しかし、凄いバンドを見つけてしまった。2004年リリース、とレーベルには記されているけど、これは何かの間違いで、1976年ぐらいに録音された作品が最近になって発掘された、と聞いても納得できるような内容。アルバムのどこを切り出しても濃密なファンクの匂いにくらくらさせられる。黒人がそのままファンク音楽を鳴らそうとするよりも、黒人音楽に憧れる異人種がファンク音楽を鳴らそうとしたほうが、往々にして濃いものをひねり出したりすることがあるけど、このアルバムもまさしくそんな出来。例えるならば、初期のジャミロクアイに重しを付けて、ファンクの泥沼に沈めたような音楽、と言えばわかりやすいだろうか。一聴してすぐにファンになってしまった。アイスランド、と言われてもレイキャビクビョークぐらいしか知識がなく、他のアルバムを手に入れるのは困難だろうけど、これは是非とも手に入れたい。